国際展とは何か?+札幌国際芸術祭を歩く

国際展とは何か?


国際展での思い出について
Q1. 今年行きたい国際展をお答えください。

・ヴェネツィア・ビエンナーレ
・アテネ・ビエンナーレ
・ドクメンタ
・ミュンスター彫刻プロジェクト
・イスタンブール・ビエンナーレ
・札幌国際芸術祭


Q2. 上記を選んだ理由を、ご自身の体験談を含めて教えてください。

ヴェネツィア・ビエンナーレは、言うまでもなく世界最古にして最大のビエンナーレで、1975年にハラルド・ゼーマン企画の「Les machines celibataires」展を見て以来、過去20数年に渡って鑑賞してきた。100年以上の歴史を誇るこの展覧会の紆余曲折は、展示システムの特異性(国別パビリオンと企画展)によって時代とともに様々な変容を被るビエンナーレの運命を如実に物語っている。因みに、1975年のドイツ・パビリオンの代表はヨーゼフ・ボイスで、展示作は「Tram Station」だった。ビエンナーレとは直接関係ないが、会場の外の教会や美術館でルネサンスのヴェネツィア派の作品に出会えるのも、ビエンナーレに付随する特典の醍醐味である。
アテネ・ビエンナーレは、まだ若いビエンナーレ(今年4回目)で、ヨーロッパ文明発祥の地ということもあり、毎回見ている(このビエンナーレの特典は、古代ギリシャの遺跡や遺品である)。今回はドクメンタと共同開催ということで、後述する状況(この場合はEUの危機)との関係で、どのような展覧会になるのか、非常に気になる。それゆえ、失敗する可能性もあるのだが、とりわけビエンナーレのような実験的要素の大きい展覧会の場合は、失敗を恐れてはならないだろう。
ドクメンタは、ヴェネツィア・ビエンナーレと並んで、現代アートの最大にして最高峰の祭典である。とくに、5年前の前回、クリストフ=バカルギエフ企画のドクメンタの内容は完璧だった。最良のアーティストの最新の作品を、一堂に結集したのだ。私は8日間カッセルに滞在したが、パフォーマンスを入れて見逃したのが2点あった。
ミュンスターの彫刻プロジェクトは、アーネム(オランダ)の「ソンスビーク」と並び、ヨーロッパで開催される大規模な野外展である。屋内での鑑賞にはない野外展独特の開放感があり、貸し自転車(ミュンスター名物)で市内に点在する作品を見て回るのは清々しい。
今年で15回目のイスタンブール・ビエンナーレは、ほぼ毎回訪れているが、政治情勢的に困難な状況(ビエンナーレが民主主義に加担しているので、独裁化した政権に対して批判的という意味で)に置かれたビエンナーレが、どのような反応を示すか、大変興味がもたれる。
札幌国際芸術祭は、2回目を迎えて北海道という北の大地の芸術祭(1回目で、その特殊性の輪郭が描かれたように思われる)が、どのような方向を目指すのかが問われるだろう。


国際展を楽しむためのコツについて
これまで行った国際展体験の中での「マイベストシーン」(作品、風景、ごはん、土地ならではの思い出など)と、そのエピソードを教えてください。

「マイベストシーン」は、文句なしに2012年のベルリン・ビエンナーレの「Occupy Biennale」のセクション(写真)である(ポーランドのポリティカルな映像アーティスト、Artur Zmijewskiがキュレーターを務めた)。それは、これまで鑑賞したビエンナーレのなかで最高の展示だった。アーティストの作品ではない。ヨーロッパのアクティヴィストの“Occupy”活動を、そのまま会場のKW Institute for Contemporary Artの展示室に持ってきたのだ。これこそ現代アートの究極の到達点ではないかと、私は思った。この空間に人々が参集した時の体験(写真)は、比類なく感動的で一生忘れられないだろう。アートの目標である人間存在の肯定つまり解放が、アートの力で一挙に果たされたといってもよい。アートが目指すのは、作品が歴史に残ることではない。事物はあくまで媒介であり、人間が十全に解放されることである。しかし、なぜこのような出来事は持続(永続とは言わないまでも)しないのだろうか? それが、2012年ベルリン・ビエンナーレ以降のアートに突き付けられた解決すべき課題だろう。

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Q. 自分の経験に基づく、国際展を楽しむためのアドバイスをお願いします。

作品を、できるだけじっくり鑑賞していただきたい。そのためには許すかぎり時間をかけて鑑賞すること。最初、作品が理解できなくても構わない。しばらく作品の前に佇んでいるだけで、次第に作品の意味(それが言語化されなくとも)が、あなたの身体に浸透してくるはず。それを経験的に確認できるのは、精神的な昂揚感である。その端緒となる作品が多ければ多いほど、展覧会は素晴らしいと言える。だから、作品の質と量は芸術祭にとって基本的ファクターなのだ。
もう一つ大切なのは、展覧会とそれが行われる場所との関係である。展覧会の内容が、現代世界(社会)との密接な関係のなかで構成される現今の国際展では、展覧会をとりまく環境(自然、社会、歴史)と作品との関係(一方的な影響ではなく相互作用する)に注目することが、展覧会を読み解く上で重要な条件のひとつになる。それゆえ、展覧会が行われる場所(都市や地域や国)の状況に目を向けること(たとえば、今年ビエンナーレが開催されるギリシャのアテネ、去年開催された中国の上海、2012年に開催された台湾の台北の社会、政治情勢)は、展覧会の背景として展覧会の深い理解に至る貴重な情報を提供してくれる。
確かに、鑑賞に費やされるこれらの時間や労力は、多忙な現代人にほとんどないかもしれない。しかし、優れた展覧会であればあるほど、展覧会の表向きの展示から見えない背景に注意を払っている。それは、月並みで粗雑なテーマの展覧会とは明らかに違う精緻な意味を与えて展覧会に厚みと広さを備えさせ、これが鑑賞者に無意識にも伝わるだろう。こうした国際展の例として、2012年にAnselm Franke(若手で現在もっとも有能なキュレーター)が企画した台北ビエンナーレ(写真1)と、2015年のクリストフ=バカルギエフ企画のイスタンブール・ビエンナーレ(写真2)を挙げておきたい。

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(以上、写真1)

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(以上、写真2)


国際展いろいろ
Q. あなたにとって国際展とは?

現代の国際展は、単なる気晴らしのアートのお祭りではない。それは、ヴェネツィア・ビエンナーレが開始されて以来100年以上が経過し、また1990年代以降、後発のビエンナーレがアジア一帯で開催されるようになって20年後の2010年代に、ビエンナーレが成熟するにともなって、現代アートの有名アーティストの作品や最先端の表現を紹介(宣伝)することから、徐々に現代アートの本質的意義や社会的役割を問う内容に変化してきたことにも窺える。この歴史を踏まえれば、芸術祭(とくにビエンナーレ)が満たす条件とは、次のような構造と内容を具備したものになるだろう(以下、上述の重複を含む)。
近年の国際展は、現代アートで活躍する有名アーティストを取り揃えた祭典や、その最先端の紹介(1990年代にはじまるビエンナーレは、この役割を果たすことが多かった)というより、現代世界(社会)とアートが切り結ぶ接点に位置付けられるようになった。それゆえ、展覧会を企画するキュレーターの役割は、いやましに重要になる。このような展覧会に要求されるのは、現代アートをめぐる知識や思想のみならず、現代社会の幅広い理解だからである。その上で、アートと現代との接点をどこに据え、どの角度から掘り下げるかで、キュレーターの手腕が試される。しかも、この展覧会の構想に加えて、優秀なアーティストを見抜く鑑識眼が必要とされる。これが、展覧会を成否を決定するキュレーターの能力を採点するリストである。要するに、時代を包括する鋭いテーマと、テーマに相応しい優れた作品を配置する、思考と感性に富んだキュレーターがいてはじめて素晴らしい展覧会が実現されるということだ。
したがって、それに呼応する鑑賞者の事前の準備といえば、展覧会のテーマを一言で示すタイトルを知り、キュレーターが展覧会のために綴った概要を読むことである(カタログの本文は長いので、展覧会ガイドに載っているテキストでよい)。世界に芸術祭は数多くあるが、そのような観点で高く評価されるものは少ない。下に、私が推奨する国際展を挙げておこう。
ヴェネツィア・ビエンナーレ、ドクメンタ、ベルリン・ビエンナーレ、イスタンブール・ビエンナーレ、光州ビエンナーレ、台北ビエンナーレ、上海ビエンナーレ、ビエンナーレ・ジョグジャ。これらの国際展は、キュレーターが変わってもつねに良質な展覧会を呈上している。そのわけは、キュレーターを指名する展覧会の主催者の側に、アートを知悉する優秀なスタッフがいるからである。このリストで、意外にアジアによい芸術祭があることに注目してほしい。日本に目を転じれば、ようやく2016年の愛知トリエンナーレにおいて、キュレーション(企画)らしいキュレーション(それゆえ批判に値する)の国際展を鑑賞することができた。そのキュレーターの名前は、港千尋である。
先述したように、都市の場所の特殊性が展覧会と作品に与える影響(相互作用の一方のインパクト)を考慮に入れるなら、日本で芸術祭(国際展)が開催されるに相応しい都市や地域は、歴史的文化を蓄積した京都、原爆の被災地の広島、長崎、戦争の記憶がいまだに残る沖縄だろう(広島、長崎、沖縄は、韓国の光州が民主主義のメッセージを発信できるのと同じように平和のメッセージを発信できる)。だが、展覧会の相互作用のアートの側からの作用は、アーティストの名声や観客のアトラクションや地域振興の奉仕や社会福祉の補完に、アートを役立たせるためにあるのではない。アートからの働きかけは、展覧会をめぐる場所や環境に批判的にかかわっていくからである(今年開催される「奥能登国際芸術祭2017;里山と里海と生きる」は、その点で期待できるかもしれない)。今のところ、そこまで複雑に練り上げられた芸術祭が日本にないことは、非常に残念である。


Q. 国際展に行ったときに必ずすることは?

国際展は、他の一般の展覧会と比べて規模が大きいので、まず展覧会のガイドと会場のマップを手に入れ、ガイドに載った展覧会の趣旨をざっと読み、マップで作品の配置を確かめる。あとは、あまり思い込みや先入観に囚われず、目の前の作品を一つひとつ見るだけ。その際、作品脇のプレートに書かれた作品の説明に目を通すことを忘れずに。必ず作品と展覧会のテーマの理解に役立ちます。もし、その展覧会が良いものであれば、展示作品を鑑賞する間に、次第に精神的に高揚してくるのを感じるでしょう。心地よい緊張とそれが醸成する漠然とした物語に包み込まれるはずです。
海外の展覧会は、とにかく作品の量が多いので、一日では回り切れないかもしれません。時間がない場合は別ですが、余裕があればあまり欲張ることなく、疲れたら休憩を入れて閉館までゆっくり楽しんでください。そのあとの自由な時間は、明日の鑑賞に向けてエネルギーを蓄えることに使ってください。とはいえ、堅苦しく予習する必要はありません。一番は、夕食で地元の旨いものを食べに行くことです。よい展覧会を見た後の美味しい食事は、作品の記憶を新たにし、その余韻を芳醇にしてくれるでしょう。その意味で、国際展が開かれる光州、イスタンブール、テッサロニキ、サンタフェ、札幌などにある安くて旨いレストランは、あなたに絶好の地方料理を振舞ってくれると思います。



札幌国際芸術祭を歩く

8月15日
おはようございます。
現在、羽田です。
今日は、これから国際芸術祭を観に札幌に向かいます。
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現在、資料館の中庭に制作中のタノタイガ+SIAFラボの作品(写真1)を前にして休憩しています。まだ資料館を見ただけなので感想でもないのですが、展覧会タイトルの「芸術祭ってなんだ?」が自己言及的でなんでもよいことになり、さらに「アートはこれを超えられるか」(写真2、3、4)と問われると、それは無理というより、それがアートではないかと切り返される羽目に陥る。つまるところ、予め批判封じの自画自賛の展覧会なのか? だが、見始めたばかりなので、良からぬ疑問はそのくらいにして前に進もう。
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(以上、写真1)

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(以上、写真2)

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(以上。写真3)

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(以上、写真4)


8月16日
今日は早起きして、500m美術館で中崎透の北海道のスキーの歴史を辿る展示(写真1)を観賞した後、今芸術祭の中心的会場のモエレ沼公園(写真2)に来ました。東京では考えられないような爽やかな風が吹き渡っています。でも、やはり暑いか。
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(以上、写真1)

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(以上、写真2)

札幌芸術祭の主要会場のモエレ沼公園に来て判明したことがある。
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「芸術祭ってなんだ?」の答えの「ガラクタの星座」は、やはりキュレーター自身の作品(写真)だった。
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そして、私をここまで登らせたのは、誰だろう?(写真)
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モエレ沼公園を後にして、次に向かうは、JR札幌の駅ビル11階で開催されている「札幌デザイン開拓使」展(写真)。その展示は、残念ながら開拓の歴史の表層をなぞって、日本で行われる多くの展覧会のおざなりさが窺えるが、それでも道産子のデザインの実例に触れることができ、新鮮だった。
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次に訪ねたのは、北海道大学(写真1、学内が広々としていいなぁ!)の総合博物館で行われている「火ノ刺繍-「石狩シーツ」の先へ」(写真2)。北海道を漂流する詩人、吉増剛造のユニークなパフォーマンスの映像と作品の展覧会である。
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(写真1)

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(以上、写真2)
これらを観賞して、今芸術祭が既存のアートの境界を打ち破ることに狙いを定めているのは間違いないと感じた。しかし、これらの境界(アートとデザイン、詩)はすでにない。アートは、なんでもアートにする魔力を持っているからだ。確かに、日本ではまだ偏見に囚われていて、今芸術祭の役割があるとすれば、大衆の啓蒙だろう。


8月17日
国際芸術祭の会場の一つ、札幌市立大学のロビーでの独り言。
北海道はローカルだ。しかし、中央のない地方という意味で。中央(中心)は、必死に見かけを取り繕ってはいるが、すでに瓦解している。それは、グローバルでも同じことだ。グローバルは終焉の危機で消滅の間際にある。これからはグローバルのないローカルが活動の中核を担うだろう。
徹底してローカルあるいはマイノリティであれ!!!

札幌市立大学の隣にある札幌芸術の森にて。
今芸術祭の目玉と思われるクリスチャン・マークレーの作品(写真)について。
マークレーは、形式的には小文字のアートだが、普遍的なものを求めている。ストロー、綿棒、栓、煙草がいかに軽く小さいのであれ、物質性を信じているのだ。その反対の物質文明批判においても、同様の結論。大きな物語がないと作品として成立しないと思っているのだろう。これが、マークレーの作品にある辛気臭さを纏わせている。だが彼の作品は、大友より緊張感がある。
ここまで観てきた感想だが、芸術祭は日本人アーティストが多いことで、大友に限らず日本人独特の表現の緩さ(ゆったりにも弛緩にもなる)や、情緒的な傾向が目立つ展覧会になっている。
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今国際芸術祭で面白かった関連企画は、ゲストハウス(写真)に現代アートの作品(写真)が飾られていることだった。ゲストハウスという世界の若き旅人が集う親密な空間で、作品が映えて見えました。
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ゲストハウスの番外編。上掲とは別のゲストハウスに展示される予定だった東方悠平作品です。
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この日最後に訪れたのは、芸術祭参加作品でもっとも面白かった、金市館ビルの梅田哲也の展示(写真)でした。その緊張感ある瑞々しいインスタレーションのインパクトは絶大。
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8月18日
札幌最終日の朝、ホテルの一室で思うこと。
札幌のアーティストのみなさん。現在、ドイツのカッセルで開催中のドクメンタは、「ヨーロッパは中心ではない」宣言を出しています。早晩、中心なくグローバルなくマジョリティのない世界が訪れるでしょう。そのとき表現の根拠となるのは、真似たり反発したりする中心ではなく、自分たちが生きる周縁でありローカルでありマイノリティです。しかし、それらは今のままで良い訳はない。それらを掘り下げなければならない。そのなかから抵抗の鉱脈を発見するのです。ちょうどゴヤが、人間の意識を掘り下げることで意識下(無意識)を発見したように。この抵抗は、とても複雑で繊細な作業です。新たに理念を創造するより、ずっとそうなのです。

最終日のラストスパートで印象に残った作品から。
芸術祭の札幌宮の森美術館に展示されたアヨロラボラトリーの国光希根太の彫刻(写真)。
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札幌国際芸術祭に参加している、大漁居酒屋てっちゃん(写真)、ただいま探検中!
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ほぼすべてを観終わって、北の大地の夕刻の風景(写真)は、すでに秋の気配なのか?
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空港行きの列車に乗る札幌駅では、芸術祭が小(?)風呂敷プロジェクト(写真)で見送ってくれました。ありがとう。
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サヨナラ、国際芸術祭。
サヨナラ、札幌。

[札幌国際芸術祭への短い感想]
ここまで色々言いましたが、まだまだ良くなる可能性のある国際展です。北海道民には、本州人にはない誠実さがあるので、なおさらその感を強くします。
梅雨がなく湿度が低い。その気候的な違い一つで、本州とは異なる文化圏が形成されます。再び東京に降りたったとき、北海道は隣接する大陸に、本州は東南アジアに結びつくと思いました。
北海道の文化をより豊かにするために、アートがお手伝いできることが沢山あるのではないか。その参考になるのが、カッセルのドクメンタです。そこから学べることは多いはず。そして、経済ではなく文化が人々の暮らしのレベルを高めることを、札幌国際芸術祭で証明してほしいのです。
最後に苦言を呈するとすれば、芸術祭に「これを超えられるか」と不敵にも問いかけられたアートに良いものが少ない。したがって、良いアートはすでにつねにキッチュ(写真)を凌駕すると答えておきましょう。
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2017.09.13 | コメント(0) | 国際展について

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