[連載] Contemporary Art Scene in the World(13)--ParisとLondon、二都物語―現代アートのパララックス(1)

パリとロンドンは、ニューヨークと並んで、言わずと知れた現代アートの中心ですが、近年は様子がかなり変化してきています。パリは、19~20世紀前半にかけてモダンアートの中心として君臨してきましたが、20世紀後半から勢いに陰りが見えはじめました。新興のニューヨークに取って代わられたのです。それでも、モダンアート華やかなりし頃の記憶のおかげで、今でも芸術の都であり続けています。現代アートに限って言うと、パリの中心部(マレ地区)にあるギャラリーは2,3の成功したギャラリーを除いて変わり映えしませんが、移民の多いBelleville地区に5,6軒の若いギャラリーができ始め、最先端の表現を模索しています。前半のパリ編で、最後に紹介する2軒のギャラリーが、そうです。
一方ロンドンは、1990年代YBAsの台頭とともに現代アートのギャラリーが出現し、その後若手アーティストの活躍に牽引されてギャラリー街が活況を呈し、いまやグローバルなアートシーンの中心に登り詰めました。それにともない、現代アートの有力ギャラリーが世界から進出してきて、ロンドンの中心(メイフェア地区)はニューヨークのチェルシーと並んで世界一のギャラリータウンになっています。そんななか若いギャラリーも頑張っています。彼らは、主にロンドンの東の方面にギャラリーを構えて、パリと同様(しかし、ロンドンでは15軒くらいある)最先端の表現を発信するに至りました。
このようにパリもロンドンも現代アートのマーケットの最前線にありますが、すべてのギャラリーが最先端というわけではありません。本稿では、この分厚いギャラリーシーンから2018年初頭の最先端の活動を、モダンアートやポストモダンアートの歴史を踏まえながら探っていきたいと思います。

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2018.02.28 | アートシーン

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